C.Sくんの場合
期間:2009.9~約半年間(現在帰国中)
すぐに大学院に行きたかったのですが、美大の単位がなく、卒業まで少し時間がかかるため一旦帰国しました。
↓フィラデルフィアの街や作品の写真です。(写真をクリックすると拡大されます)
↓NYの街やSVAでの作品の写真です。(写真をクリックすると拡大されます)
Q,滞在先はどのようなところでしたか?
A,寮
Q,どのように探しましたか?
A,学校の奨学金留学生のアパートメントでした。
Q,留学先のエリアの満足度
A,大変満足
理由:manhattanにはとにかく美術館が多く、交通も便利でどこにでも行けます。バスも電車も24時間やってます。ビールが相当おいしいです。
Q, 留学先の設備、施設の満足度
A,大変満足
理由:奨学金生の寮は、ランドリーも無料、新築のワンルームで大変満足です。
Q,留学先の授業の満足度
A,満足
理由:先生はすべてNYの現役アーティストでした。気がついたらある技術ができるように誘導されているような教え方で、かなりびっくりしたことが何度かありました。雰囲気も良い授業が多く、丁寧に教えてもらいました。
Q,入学してから今までにどんな授業をしましたか?できるだけ具体的にお答えください。
A,学校によって違いますが、ドローイングでは静物、モデルのクロッキー、イメージからのドローイング、記憶からのドローイング。ペインティングは油、アクリルなどで静物、モデルが多かったです。とにかく量をこなしました。あと、sculptureありました。
Q,何人の学生に対して何人くらいの先生が指導に当たっていますか?先生には質問や話をしやすい環境ですか?
A,15〜20人くらいです。NYの先生方は相当親切で、丁寧でした。
Q,学生の傾向を教えて下さい。(年齢、国籍、男女比など)
A,SVAは現役の人たちがほとんどいません。上は35歳までくらいがいました。男女比は僕のいたクラスは6:4くらいで男が多かったです。相当雰囲気が良かったです。
Q,生活面で何か不便な事はありますか?(食事、買い物、画材、気候、治安、文化面など何でも結構です。)
A,治安がわるい場所があります。食事は、肉、チーズ、肉、肉、と、野菜を食べる機会がありません。気候はかなり寒いです。
Q,日本からこれは持ってきた方がいい、というようなアドバイスがありましたら教えて下さい。
A,防寒グッズでしょうか。僕は現地のユニクロでモモヒキを2つ買いましたがそれでも寒かったのでビールを飲みました。
Q,1年間でかかる学費、生活費をよろしければ教えてください。
A,奨学金あれば、300万円、なければ500〜600万円くらいでしょうか
Q,卒業後の予定はどのように考えていますか?
A, 途中帰国して今、日本の大学で単位をとろうとしてます。
篠原くん、貴重なお話をありがとうございました!
Y.Mさんの場合
留学先:アメリカ、Art Center College of Design 、 イラストレーション学部 エンターテイメントアート学科(Illustration / Entertainment Arts )
期間:2012年1月〜
New! (更新しました)
Q,滞在先はどのようなところですか?
A,アパート
Q,どのように探しましたか?
A,Craigslistというアメリカの掲示板にて
Q,留学先のエリアの満足度
A,大変満足
理由:暖かい気候で気分も落ち込みづらく、治安も良いので。
Q,留学先の設備、施設の満足度
A,満足
理由:illustration学部なので、特別な施設は必要としませんが、シルクスクリーンや立体作品をつくる際の施設は整っていると思います。工場のような施設は見てるだけでワクワクします。また図書館もかなり充実していて卒業生はみんな懐かしがっているようです。ただ、以前は24時間、学校のクラスルームに滞在できたのですが、最近は、限られた場所でしか徹夜ができなくなったので、少し残念です。。
Q,留学先の授業の満足度
A,大変満足
理由:もともと学びたいことがあっての留学だった為、授業には満足しています。また先生のサポートも入学前の期待を上回るものだったので、安心しています。ただ、学費が毎学期値上げするので大変ですが。。
Q,入学してから今までにどんな授業をしましたか?できるだけ具体的にお答えください。
A,
はじめは、描写スキルをあげる基礎クラスで、人物プロポーション、顔、手、パースのあるものなどをひたすら描きます。また、デザインのクラスでは、平面から立体まで学びます。次に、アクリルやオイルペインティングのクラスが始まり、同時にデジタルのクラスで、Photoshop やillustratorなどのソフトを使った作品の作り方を学んでいきます。基礎クラスが終わると、各学科にわかれて、コンセプトアートを作る段階となっていきます。Entertainment Artでは、キャラクターデザインや構図、背景、ストーリーボード、色彩などについて勉強します。
Q,何人の学生に対して何人くらいの先生が指導に当たっていますか?先生には質問や話をしやすい環境ですか?
A,クラスの定員はだいたい15名で先生1名にTA(Teaching
Assistant:上級生)が1名という比率です。生徒が少ないクラスだと7名程度です。質問はとてもしやすく、生徒の役割は質問することだと言われています。また発言する事が評価対象でもあるので、意見は常に歓迎されています。また、同じ先
生の違う曜日にあるクラスに参加することもできますし、Eメールで質問することもできます。やる気のある生徒をサポートしてくれる環境は整っていると思います。
Q,学生の傾向を教えて下さい。(年齢、国籍、男女比など)
A,男女比はちょうど半々程度、入学時の平均年齢は21~22歳、学校全体の平均年齢は23.5歳、2割が留学生だそうです。
Q, 現地でインターンをした事がありますか?ある場合は、どのように探したか、どんな内容だったか、できるだけ詳しく教えて下さい。
A, まだありません。
Q,生活面で何か不便な事はありますか?(食事、買い物、画材、気候、治安、文化面など何でも結構です。)
A,特に大きな不便さは感じたことがありません。日系スーパーも日本食レストランもありますし、気候は暖かく、治安も良いと思います。画材は日本と比べると少し高いところが難点かもしれません。
Q,日本からこれは持ってきた方がいい、というようなアドバイスがありましたら教えて下さい。
A,特にありません。こちらで手に入りますので。。
Q,1年間でかかる学費、生活費をよろしければ教えてください。
A,学費は、1学期175万円×3学期、 生活費は、家賃9万、光熱・通信費で5千円、食費2万円に画材がその時々でかかる感じです。
Q,卒業後の予定はどのように考えていますか?
A,帰国予定です。
Y.Mさん、貴重なお話をありがとうございました!
前回(2012年8月)伺ったお話です。
Q,滞在先はどのようなところですか?
A,アパート
Q,どのように探しましたか?
A,インターネットで探し、実際に内見して決定
Q,留学先のエリアの満足度
A,大変満足
理由:閑静な住宅街で治安が良いので安心。東京の軽井沢のような場所です。
Q,留学先の設備、施設の満足度
A,大変満足
理由:イラストレーション学部の為、特殊な施設は特に必要ありませんが、1クラスにモデルを2人用意したりと満足度は高いです。トランスポーテーション学部(車のデザイン)やプロダクトデザイン学部の施設は更に整っていて学校が工場のようで見ていて楽しいです。
Q,留学先の授業の満足度
A,大変満足
理由:実際にエンターテイメント業界で働いていた人が先生となっているので、実践的で勉強になります。
Q,入学してから今までにどんな授業をしましたか?できるだけ具体的にお答えください。
A,
Head & Hands: 人物 顔と手を描くクラス
Composition & Drawing: 人物 体と画面構成を学ぶクラス
Design 1 : デザインについて学ぶクラス/カラーセオリーやレイアウトを学ぶ
Perspective Drawing: 遠近法について学ぶクラス→定規を使って精密に部屋野中や年を描くクラス
Q,何人の学生に対して何人くらいの先生が指導に当たっていますか?先生には質問や話をしやすい環境ですか?
A,クラスはMaxで15人の生徒が居ますが私のクラスは人数が少なく最小だと7人です。質問はとてもし易く先生も「学生の仕事は質問することだ」と言っています。分からない事があったり、アドバイスが欲しい時は、その先生の違うクラスに潜入して先生と話ができます。
Q,学生の傾向を教えて下さい。(年齢、国籍、男女比など)
A,年齢は20代前半が中心。高校からストレートで入って来た人は私のクラスは少なめ。アメリカ人中心ですが留学生も全体で2割くらい居ると思います。イラストレーション学部は8割女性です。
Q,生活面で何か不便な事はありますか?(食事、買い物、画材、気候、治安、文化面など何でも結構です。)
A,車が必須な事でしょうか…気候はいつもカラッと晴れていて気分が落ち込まず自分には合っています。治安もアメリカでは良い方です。
Q,日本からこれは持ってきた方がいい、というようなアドバイスがありましたら教えて下さい。
A,日本のスーパーもあるので特にありませんが、日本の画材はあると便利だと思います。
Q,1年間でかかる学費、生活費をよろしければ教えてください。
A,学費は1ターム(14週)130万円くらい。奨学金があります。
Q,卒業後の予定はどのように考えていますか?
A,現地と日本の両方で就職活動しようと思います。
Y.Mさん、貴重なお話をありがとうございました!
山形 幸さんの場合
留学先:アメリカ、The Academy of Art University in Sanfrancisco、大学院、イラストレーション専攻 2011年12月修了
期間:2009/1〜2011/12
Q,滞在先はどのようなところですか?
A,アパート
Q,どのように探しましたか?
A,craigslistのweb
http://sfbay.craigslist.org/
Q,留学先のエリアの満足度
A,満足
理由:学校に日本人が少ないので、英語を話す環境にある。近所のカフェがとっても素敵で居心地が良い。ダウンタウンの近くに自然がいっぱい。大きな木が街にある。坂が多いので見晴らしが良い。映画館が安い。ファーマーズマーケットで美味しい野菜と果物を手に入れられる。
Q,留学先の設備、施設の満足度
A,満足
理由:イラストレーションなので特別に「設備」というものはないのですが、たくさんイーゼルがあって、天井が高くて良いです。日本と比べると全てが大きいのは良い点かもしれない。サンフランシスコは暖房はあるけれど、普通のビルには冷房はないので、特別に暑い日は大変です。でも日本と違って湿度が低いので、基本的には冷房不要。他には、図書館のおねえさんがとってもかわゆい。
Q,留学先の授業の満足度
A,大変満足
理由:美術経験があまりないまま大学院に進むことになった私には、デッサンや油絵、人物画、パースペクティブのクラスをがあるのは助かります(ついていくのにいっぱいいっぱいですが。。。)。大学院生活の前半は基礎、後半から自分の卒業制作にフォーカスし、好きなクラスをとれます。単位制なので、自分の志向にあわせてクラスをアレンジできるのはとても良いです。
Q,入学してから今までにどんな授業をしましたか?できるだけ具体的にお答えください。
A,Drawing from imagination パースペクティブ(遠近法)に基づいてイラストを描くクラス。白雪姫、美女と野獣などのイラストが期末課題でした。/
Clothed figure drawing 服を着た人を20分間ひたすらデッサン、6時間のスタジオクラス/
Head drawing 木炭で、人の顔をひたすらデッサン/
portrait painting 油絵で人の顔をひたすらペインティング/
Narrative illustration CDカバー、ブックカバー、雑誌カバーなどのイラストを描くクラス。サムネイルスケッチ→鉛筆スケッチ→色ぬりを3週にわたってやっていく。先生とクラスメイトから、週ごとにフィードバックを受けるので、制作過程で作品を発展できる。
Children book
illustration 自分で選んだ子供向けの物語のイラストを描く。見開きサイズ、片面サイズ、小さいイラストを作る。これもサムネイル→中間スケッチ→カラースタディー→ファイナルワークを週ごとにやっていくので、制作過程でたくさんアドバイスをもらえる。
この他には、Graduate Studiesというリベラルアーツ?のようなクラスもあります。私は文化人類学をとりました。毎週テキストを読む&自分の意見を書くというレポートがありました。英語なので大変でしたが、クラスはディスカッションがメインなので楽しかったです。
(ちなみに、来期から大学院の後半に入るので、私の卒業制作の助けになるようなクラスをとっていく予定です。typography, decorative illustration, digital
illustrationなどなど。先生と相談して、自分でカリキュラムを作ります。
Q,何人の学生に対して何人くらいの先生が指導に当たっていますか?先生には質問や話をしやすい環境ですか?
A,10人〜20人。 どの先生はとってもフランクで話しやすいです。質問され好きの人が多い気がします。
Q,学生の傾向を教えて下さい。(年齢、国籍、男女比など)
A,大学院のせいか、年齢はいろいろ。私のまわりには、24歳〜38歳の人がいます。26、7歳が多いかもしれません。アメリカ人がもちろん一番多いのですが、留学生の中で国籍は、韓国、中国、台湾が多いです。学部にもよるのですが。。。上記の他に、私の友達には、アメリカ、ポルトガル、メキシコ、ボツワナ、タイ、シンガポール、、、、色々な国籍の人がいます。男女比もちょうど半分くらいでしょうか。
Q,生活面で何か不便な事はありますか?(食事、買い物、画材、気候、治安、文化面など何でも結構です。)
A,東京はほとんどなんでもあるので、不満を言い始めたらきりがないのですが。。。
サンフランシスコは四季がなく一年間同じかんじでつまらないです(よくいえば安定した気候)。
画材は、日本と比べると高くて質が悪いです。でもArcheという水彩紙はこっちの方が安い!
外食ではいろいろな国が楽しめます。スタバのコーヒーが安い(約150円/トールサイズ)のは良い点。
ナイトライフは東京のほうが良いです(笑)!良いクラブはちょっと危険なエリアにあるのですが、そこにいく為には車が必要といった具合。
最初は英語が分からないので、インターネット申し込むのも一苦労で、生活の細かいすべてのことがストレスでしたが、いったん英語になれはじめると、新しい情報が入ってきたり楽しめるようになりました。
Q,日本からこれは持ってきた方がいい、というようなアドバイスがありましたら教えて下さい。
A,コンタクトレンズ、パソコン、電子辞書、カメラ、お気に入りのスケッチブックがあればそれをまとめがいすべし、Holbeinブランドの画材は日本が圧倒的に安いので必要であれば買うべし、細かいですが、、、体温計(アメリカは温度を測る単位が違うのでアメリカ製のものはピントこない)、
よくお味噌汁の元とかいいますが、サンフランシスコではほとんどの日本食材が手に入ります。
Q,1年間でかかる学費、生活費をよろしければ教えてください。
A,学費は約$20,000-/家賃はライフスタイルにもよりますが、月に$600~800-?/生活費は東京とほとんど同じです。節約しようと思えばできるし、使おうとおもえばいくらでも使えます。ははは。
Q,卒業後の予定はどのように考えていますか?
A,考え中です。
山形さん、貴重なお話をありがとうございました!